性格は変わる?大人になってからの性格の変化を研究から解説
性格は生まれつき決まっていて変わらないのか。Big Five の長期研究から、年齢とともに性格がどう変化するのか、性格を変えることはできるのかを解説します。
性格は一生同じではない
性格はある程度安定していますが、一生変わらないわけではありません。同じ人を長期間追跡した研究を統合した分析では、成人期以降も性格特性の平均的な水準が変化し続けることが示されています。
年齢とともにどう変わる?
平均的には、年齢とともに誠実性と協調性は高まり、否定的情動性は低下する(情緒が安定する)傾向があります。特に20代〜40代にかけての変化が大きいとされています。
外向性のうち、社会的な自信や自己主張に関わる側面は青年期から成人期にかけて高まる一方、刺激や交流を求める側面は年齢とともに低下する傾向があります。開放性は青年期に高まり、高齢期に低下する傾向が見られます。
こうした変化は、就職や結婚、子育てといった社会的役割を担う中で生じると考えられています。
個人差も大きい
ここで紹介したのは多くの人の平均的な傾向です。実際の変化の大きさや方向は人によってさまざまで、環境や経験によって平均とは異なる変化をたどる人もいます。
診断結果は「今のあなた」
性格診断の結果は、受けた時点での傾向を表したものにすぎません。数年後に受け直すと違う結果になることもあります。結果を固定的なラベルとしてではなく、今の自分を振り返る材料として活用してください。
参考文献
- Roberts, B. W., Walton, K. E., & Viechtbauer, W. (2006). Patterns of mean-level change in personality traits across the life course: A meta-analysis of longitudinal studies. Psychological Bulletin, 132(1), 1–25. doi.org/10.1037/0033-2909.132.1.1