誠実性とは?計画性・責任感を表す性格特性と仕事との関係

Big Five の一つ「誠実性(勤勉性)」とは。計画性や自己管理、責任感を表す特性の意味、仕事の成果との関係、誠実性が低い人の強みを解説します。

誠実性とは

誠実性(勤勉性)は Big Five の一つで、物事を計画的に進め、責任を持ってやり遂げようとする傾向の強さを表します。ここでの「誠実」は、うそをつかないという意味よりも、きちんとしている・まじめに取り組むという意味合いです。

BFI-2 では、誠実性を「秩序性(整理整頓)」「生産性(勤勉さ)」「責任感」の3つの側面から捉えます。

誠実性が高い人・低い人

高い人は、計画を立てて着実に進める、締め切りを守る、身の回りを整えるといった傾向があります。

低い人は、その場の状況に合わせて柔軟に動く、細かな決まりにとらわれず発想する、といった傾向があります。誠実性が低いことは欠点ではなく、変化の多い場面ではむしろ強みになることもあります。

仕事との関係

多くの研究を統合した分析では、Big Five の中で誠実性が、職種を問わず仕事の成果と比較的安定して関連する特性であることが報告されています。ただし関連の強さは中程度で、成果を決めるのは性格だけではありません。

年齢とともに高まる傾向

誠実性は、平均的には20代から中年期にかけて高まる傾向があります。社会的な役割や経験の中で、計画性や責任感が育っていくと考えられています。詳しくは「性格は変わる?」の記事で解説しています。

参考文献

  • Barrick, M. R., & Mount, M. K. (1991). The Big Five personality dimensions and job performance: A meta-analysis. Personnel Psychology, 44(1), 1–26. doi.org/10.1111/j.1744-6570.1991.tb00688.x
  • Soto, C. J., & John, O. P. (2017). The next Big Five Inventory (BFI-2). Journal of Personality and Social Psychology, 113(1), 117–143. doi.org/10.1037/pspp0000096

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